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2010年02月09日

クジラ理論(その1)

さて、本題に入る前にクジラについてちょっと解説。

沖縄海域には数種類のクジラが生息しているのだが、今回の主役は冬から春にかけて回遊して来る『ザトウクジラ』だ。

ザトウクジラは季節回遊をするクジラとして知られており、夏から秋にかけてはベーリング海やアラスカ周辺に生息し、冬から春には子育ての為に暖かい南の海に移動する。

幾つかの系群があるようで、アラスカ周辺に生息する群れはハワイ周辺へ、ベーリング海に生息する群れが沖縄や小笠原諸島に南下するようだ。
夏から秋にかけて北の海で栄養を蓄えたクジラ達は南の海では一切補食をせずに子育てに専念する。

オイラも過去に久米島近海でジギング中にザトウクジラの親子に近距離(およそ船まで50m程)で遭遇し、その雄大さに感激したものだ。

クジラ達は波の穏やかな島の近くで子育てをしている事が多く、それ故に「ホエールウォッチング」の対象にもなっている。

さて、一方のアオリイカであるが、イカ類というのは自身が捕食者でありながら、被捕食者という側面も持つ。
特に歯クジラ類(イルカも含む)にとっては格好の餌であり、イカ類にとってはクジラ類というのは最大の敵なのである。
例えそれがイカ類を捕食しない髭クジラ類(ザトウクジラをはじめとするナガスクジラ、セミクジラ等の主に大型プランクトンや小魚を主食とする種類)であっても、イカ類にとっては同じ存在で、クジラが現れたとすれば逃げるのは当然の事。
ではイカ類は何処へ逃げるのか?

クジラがやって来れない場所、つまりリーフ内の浅い場所なのである。

つづく





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この記事へのコメント
うほっ!
なんか壮大すぎてワクワクしてきました♪
つづき楽しみにしてます。
Posted by くめー at 2010年02月09日 23:16
「ぼびぃ」さんのホームページ、たまたまアオリイカの検索で見つけ、とても楽しい(うらやましい)内容なので、面識もないのに失礼とは思いつつ、メールしています。初めまして。当方、北海道の齊藤と申します。大きなアオリイカ、本当に釣れるのですね。テレビの釣り番組ではよく観ており、一度は釣ってみたいものだと思っていますが、北海道には生息していないイカですので、釣ったことも、見たこともありません(もちろん食べたことも・・)。近間で、実際にその釣りができるなんて、うらやましい限りですね。久米島に行ったら、エギング素人の当方でも、まぐれで釣れることがありますか?また、今の時期、アオリイカの他、ルアーで何が釣れますか?北海道はまだまだ深い雪に覆われていますので、青い海の久米島での釣りにあこがれています。時間とお金ができたら、是非行きたいと、思っています。とりとめのない文章ですいません。
Posted by 齊藤 at 2010年02月10日 21:01
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