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2009年10月14日

ビンナガの刺身

先日、太一丸の船長からビンナガの切り身を頂いた。

ビンナガの刺身


↑コレね。

釣った事はあるものの、寿司屋で(げーて寿司じゃないよ)で、ビントロの握りは食べた事はあるものの、身そのものは食べた事が無かった。
食べてみたいと思っていたので(スーパーでも売ってはいるが、わざわざ買ってまでは食べない)切り分けてもらった。

船上で解体したのだが、意外だったのは全身が鱗に覆われていたと、言う事。
「魚なんだから当たり前だろ!」
と、思う方も居るかもしれない。
しかし、普段食べる機会の多いメバチやキハダには鱗は体の前方、頭から第一背鰭付近の背中側までにしかなく、お腹や尾に掛けては鱗は存在しない。

「何故か?」
それはマグロ類が高速遊泳に都合が良い様に進化した結果なのだ。
マグロが瞬間的に出せる速度は時速に換算すると150km程、巡航速度では80km程で泳ぎ続ける事が出来るらしい。
そうなるとやはり抵抗となるものは極力少なくしたい訳で、その結果鱗は体の一部、しかも体表に埋もれる形で存在するようになった。
では何故、ビンナガには鱗があるのだろうか?
思うにビンナガは他のマグロ類に比べて、遊泳能力が劣るのではないだろうかと言う事。
ビンナガの特徴でもある長い胸鰭、あれも高速遊泳には邪魔になるだろう。
(一応、体側には鰭が折り畳める溝のような窪みはある)
早く泳ぐ必要がなければ、鱗があった方が外敵から身を守ったり、寄生虫などから体表を守るには都合がいい。
それを裏付けるものがもう一つ。それが肉質
明らかに他のマグロ類とは異なり、赤身ではなくどちらかと言えば白身に近い。
白身の魚は瞬発力には優れるが、持久力は赤身に比べると劣る。
ビンナガはちょうどその中間、ピンク色に近い色で、肉の硬さも他のマグロ類に比べるとやや硬い。
シーチキン等の缶詰の材料に利用されるのもそういった理由からだろう。

ビンナガが普段、どういう生活史を送っているかは解らないが、オイラの予想では比較的捕食しやすい烏賊や遊泳力の弱い小魚を捕食しているのでは?と、思っている。
故に他のマグロの様に敢えて高速遊泳する必要がなくなったのではないだろうか?
(と、言っても他の魚に比べれば高速で泳ぐには変わりはないが・・・)
普段漁獲される水深が比較的深い水深(100m~250m)で、殆ど表層に上がってこないのもそれを裏付ける理由の一つとしてあげられるのでは?

薄いピンクの刺身を食べながらふと、そんな事を考えてみた。
味の方はと、言うと・・・

クロマグロ>メバチ>キハダ>ビンナガ

ってな感じかな(笑)
不味くはないけど、他のマグロ類に比べたらやはり味は劣るのは否めない。

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この記事へのコメント
うちの寿司屋でも

クロマグロ>メバチ>キハダ>ビンナガ

‥値段の話ね


でイソマグロの刺身は何位?
Posted by げーての会々長 at 2009年10月15日 05:34
>会長
イソマグロは釣ったその日ならキハダより旨いよ。
1日経つとビンナガより不味くなる(笑)

‘足が早い’って事だね
Posted by ぼびぃ at 2009年10月15日 20:31
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ビンナガの刺身
    コメント(2)