関西のつりに・・・
実は5月末にKOMOさんが久米島入りした際に、
関西のつり(岳洋社)の取材も兼ねての釣行。
本来であれば別冊の
エギングマガジンにディープのアオリイカの記事を掲載するべく水深100mのディープエギングにも挑んだのだが、潮が動かず撃沈・・・
って、事でパヤオのマグロ釣りの記事のみの登場となってしまいました。
記事の内容は
関西のつり 8月号を観てのお楽しみ。
さて、昨日は港の船の中で・・・
一見、何の変哲もない
久米島の久米仙の12年ですが・・・
実は
船で4年寝かせた船酒である事が判明!!
船酒を知らない方に一応、説明しますと・・・
通常、泡盛というのは陸上のカメの中でで熟成され、3年以上熟成されたものを
古酒(クース)と、呼びます。
泡盛はビンの中でも熟成される為、新酒を買ってきて温度変化の少ない場所に保存する事により、古酒と同じ熟成がされるとされています。
最近では
洞窟古酒と呼ばれる温度のほぼ変わらない鍾乳洞などに新酒のビンを保存して作られた古酒などもあります。
船酒というのは船の中に保存しておく事により、船の揺れによって泡盛が常に撹拌され、水の分子が常にぶつかり合う状態である為、より熟成が進むと言われています。
船底付近は海水の温度に近い為、温度変化が少なく、エンジンの振動と船の揺れの相互作用によってより熟成が進むと言われています。
事実、数年前に米島酒造の久米島という泡盛の
6年物(船底に6年保存した泡盛)を飲んだ事があるのですが、あの時の衝撃は今でも忘れられません。
「バナナの香りがする~!!」
「いや、これは芳醇なバニラの香りだ・・・」
飲んだ友人達も一様にその驚きを隠せなかった。
それ程凄まじい船酒の香り、そして癖のない口当たりのまろやかさ
「正に絶品!!」
沖縄本島には戦災を免れた50年、100年といった古酒が存在すると聞く。
その古酒も一様に甘いバニラの様な芳香を漂わせるという。
海人が言うには
「船の1年は陸の10年に匹敵する」熟成度なのだそうだ。
6年物の船酒であれば通常の
60年古酒に匹敵する。
あのバニラの様な、バナナの様な甘い香りは正にそれを裏付ける事に他ならない。
そして今夜、オイラの前にはあの12年古酒の4年物の船酒がある。
先ずはロックで頂いてみた。
病み上がりで、鼻づまりのオイラでもハッキリと解る
バニラの香り
勿体無いので今夜はこの1杯で止めておいた。
風邪が完治して、鼻の通りが良くなったら改めてその香りを堪能しつつ飲んでみたいと思う。
「お願いだからその船酒を一口、飲ませてくれ~!!」と、思う方はポチッと・・・(笑)
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