アカイカの雌
この所イカは一段落していたのだが、久々にまあまあサイズが釣れた。
水路でゴミと一緒に浮いていた奴を釣ったのだが、ランディングしてみるとアカイカの雌。
アオリイカには幾つかのタイプがあるのだが、ここではアカイカタイプの事を『アカイカ』としておく。
※アカイカと呼ばれるイカは各地方でそれぞれ異なるイカの呼び方でもあるので混同しない様に
釣り上げてみると触腕の先端が欠けているのが1本と、完全に先端が無くなっているのが1本。
以前、殆どの腕が無くなっているアオリイカを釣った事があるのだが、時折こういった触腕の無いイカや、体に傷のあるイカと遭遇する事がある。
そして触腕の欠けているのは決まって雌である事も解って来た。
これは何を示しているのか?
オイラの推測はこうだ。
この個体は産卵後の雌で、産卵中に他の魚に触腕を喰われたのではと…
コウイカの仲間には産卵中に卵を他の魚に食べられない為に、敢えて自分の触腕を持ち上げて目立つ様にして魚に喰わせておいて卵を珊瑚の隙間に産むというのを聞いた事がある。
アオリイカも同じ様な行動をとるのではないだろうか?
アオリイカが産卵するエリアにはモンガラの仲間等が生息していてその卵を狙っていたりする。
少しでも多くの子孫を残す為に自分の身を犠牲にして産卵しているのでは?
アカイカは大集団で産卵する事が知られているのでこれも子孫を残す為の手段の一つ。
産卵後の雌がやって来たと仮定するならば…
いよいよモンスタークラスの雄が…
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